全員集合する機会がなく、トップページの写真の更新ができないまま梅雨に入りそうな天気です。

今日は論文リストの更新のお知らせです。どちらも走査トンネル顕微鏡を用いて銅フタロシアニン分子を金属表面に吸着させた系についての研究です。e-SSJNの方では分子吸着によって金属の表面原子も再配置される様子がきれいに示されていて、図を見るだけでも面白いと思います。Surf. Sciの方は分子のLUMO(最低非占有軌道)が局所的な構造によって変化する様子が解析されています。分子チップによって可視化された複雑な模様は、レントゲン写真のように分子内を透視したような印象がします(個人的な感想)。