4月から東大物性研究所で働いている黒石くんの博士論文公聴会が5月29日にありました。論文の題目は 「Si(111)基板上に作製したインジウム超薄膜の電子状態とトンネル電子誘起発光」
です。研究室としてはSTM発光(STML)を使った研究での博士論文は初めてですし、有賀班と奥山班、両方の実験を組み合わせてというのも初めて。そして有賀先生に指導と審査してもらった最後の学生ということになります。
公聴会は朝10時からで、前日大雨でちゃんと東京から移動できたか心配でしたが、余裕をもって来てまず一安心。発表は緊張した話し方でしたが、ゆっくり話せていたので、審査員の先生方にもちゃんと理解してもらえたようです。博士論文の基礎となる論文の一つは、申請時にはまだ投稿中でしたが、公聴会の前週にAcceptされて、全て整った形での博士号取得となりそうです。
公聴会のあと、お昼ご飯を一緒に食べに行きました。ここの麻婆豆腐がおすすめだそうです。白ご飯と相性よい味付けでした。解放されてめっちゃリラックスした顔してますね(笑)
ついでに、春の物理学会で黒石くんがポスター発表(題目:量子井戸準位を介したインジウム超薄膜からのSTM誘起発光)で第14回領域9学生優秀発表賞を受賞したことも報告しておきます。